ギャバが脳波に及ぼす癒し効果

人間の脳から出る脳波にはα波、β波があり、数値で表すことができます。リラックスしているときに現れるのがα波、緊張しているときに出現するのがβ波です。α波が出ているからリラックスしているのではなく、リラックスしているからα波が出現するという性格のものです。通常は、α波とβ波が混在して現れています。

こういった特徴のある脳波を測定して、ギャバの摂取とリラックスの関係を調べました。

方法

ギャバ70mgを摂取した人たちのグループ、水を摂取したグループの脳波を測定しました。

結果

α波の出現:
ギャバ摂取グループは、水を摂取したグループよりもα波が多く現れています(下グラフ左)。この結果から、ギャバ摂取時はリラックスした状態にあるといえます。

β波の出現:
ギャバ摂取グループはβ波の出現量が抑えられました。

α波とβ波出現量の比率:
α波とβ波の比率を表すα波/β波の値は“癒し効果”の指標になると考えられています。ギャバ摂取グループはα波の出現が多く、β波の出現量が少ないため、α波/β波の値が高いことがわかります。(下グラフ右)

この実験によって、ギャバを摂取することで、癒しの効果が得られるということがわかりました。

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