ギャバが心拍数に及ぼすリラックス効果

興奮や緊張の場面では、口の中が乾いたり、心臓の鼓動が早くなったり、冷や汗が出たりします。逆にリラックスすると、瞳孔は狭まり、心拍数が下がります。これらは自分の意思によるものではなく、自律神経がコントロールしている動きです。

この実験では、自分自身では調節できない自律神経の働きを測ることで、ギャバとリラックス・緊張状態の関係を調べました。

方法

ギャバ100mgを摂取したグループ及び、コントロール(比較のため、特別に何も摂取していないグループ)の瞳孔の直径と心拍数を、摂取の0分後、30分後、60分後、90分後に測定しました。

結果

瞳孔:
ギャバを摂取したグループは、摂取の30分後には瞳孔の直径が小さくなりました。

心拍数:
ギャバを摂取したグループは、心拍数が下がりました。
この実験によって、ギャバを摂取した後にはリラックスした状態になっていることがわかります。

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ギャバ摂取後30分、60分、90分の瞳孔直径・心拍数の数値を、摂取前の数値に対する変動率で示した。