「11/23 勤労感謝の日」に問う!ストレスに関する意識調査結果発表!

2006年11月13日

「11/23 勤労感謝の日」に問う!
20代~40代 首都圏で働く男性サラリーマンと、主婦600人
ストレスに関する意識調査

■ ストレスの最大の原因は? 夫は「上司」、妻は「だんな」
■ サラリーマン(夫)がストレスを感じるのは「満員電車」
■ ストレスを漢字1字で表すと・・・夫は「耐」、妻は「怒」

ギャバ・ストレス研究センターでは、首都圏で働く既婚男性サラリーマン(夫)300名、働く夫を持つ主婦(妻)300名を対象に、ストレスに関する意識調査を実施いたしました。
結果、現代のストレスにおける男女の意識差が浮き彫りになりました。
以下にサマリーおよび詳細をご紹介いたします。

【サマリー】

■ストレスの原因は? 夫は「上司」、妻は「だんな」

-ストレスの原因となる人は?
夫:「上司」6割(60%)。妻:「だんな」6割(59%)がトップ。
-サラリーマン(夫)がストレスを感じる“上司の言動”では、
「理不尽な指示」(43%)、「コロコロ言うことが変わる」(37%)、
「指示ばかりで何もしない」(33%)がトップ3。
-妻がストレスを感じる“夫の言動”では、「モノを片付けない」(35%)、
「ゴロゴロしている」(22%)、「イライラしている」(22%)

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■ 1日の中で、ストレスを感じるのは「満員電車」

- サラリーマン(夫)が、1日の中で、ストレスを感じているのは「満員電車」(34%)、
「会議」(31%)、「デスクでの業務」(31%)。
中でも、電車通勤をしている人に限れば、「満員電車」は4割以上(44%)
- 妻がストレスを感じているのは、「子育て・育児」(45%)、
「食事の支度」(35%)、「家計のやりくり」(31%)
- ストレス解消策としては、サラリーマン(夫)は、「ひたすら寝る」(34%)、
「酔っぱらう」(29%)
妻の解消策は、「衝動買い」(37%)、「愚痴る」(36%)

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■ ストレスを漢字1字で表すと・・・サラリーマン(夫)は「耐」、妻は「怒」

-普段のストレスを漢字1字で表現すると、
サラリーマン(夫)は、「耐」(23%)、妻は「怒」(23%)。
特に、中間管理職(課長職以上)の人では、「耐」(33%)、「苦」(15%)
- また、ストレスが原因の体の不調としては、
サラリーマン(夫)の3割(29%)が「胃痛」と回答。
中間管理職(課長以上)では、3人に1人がストレスで「胃痛」を経験(33%)。

■ 「だんな」に八つ当たりする妻、「モノ」に当たる夫

- サラリーマン(夫)は、「八つ当たりしない」が54%に上るのに対し、
妻は20%に留まる。
- 妻が八つ当たりする相手は「だんな」(54%)がトップの一方で、
夫は「モノに当たる」(41%)。

 

【 詳 細 】

現代社会には様々なストレスが存在し、多くの人がストレスを抱えながら生活を送っています。その結果、気持ちがイライラする、疲労感が抜けないなど、現代人のQOLを低下させています。
中でも特に、ビジネスパーソンを始めとした働く人のストレスは、昨今、30代を中心として「心の病」に悩む人が顕著に増加傾向にあるなど、大きな社会問題となっています。

GABA(ギャバ)・ストレス研究センター(代表:静岡県立大学教授 横越英彦)は、このような働く人のストレスを軽減することで、QOLの向上に寄与することを目的として、2006年11月、静岡県立大学教授 横越英彦を発起人として設立されました。

もともと私たちの体の中にあり、食品にも含まれるギャバのストレス軽減作用をテーマとして、現代人のストレスをいかに軽減できるのか。これまでの研究をベースに、基礎的な研究に留まらず、様々な角度から実験・検証を行い、また、日常生活のストレスの原因がどこにあるのか、定期的に調査を行い、その結果に基づいた検証を行い、その成果を積極的に発信して参ります。

この活動の一環としてこのほど、「勤労感謝の日」を目前に、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で働く男性既婚サラリーマン(20代~40代)300人と、首都圏で働く夫を持つ主婦(20代~40代)300人を対象にした「ストレスに関する意識調査」を実施いたしました。

サラリーマン(夫)として、また、家事という勤労を行っている主婦(妻)として誰に、どのような場面でストレスを感じているのかが浮き彫りになっています。
更に、ストレスをどのように感じ、どのように解消しているのかを窺い知ることができた他、夫婦間でのギャップも明らかになりました。
<調査概要>

【調査期間】  2006年10月
【調査対象】  首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で働く既婚男性サラリーマン(夫)
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で働く夫を持つ主婦(妻)
【調査方法】  インターネットアンケート
アンケートモニターから対象者を抽出、インターネット上のアンケートに回答
【標本構成】  有効回収サンプル数600名の標本構成は以下の通り
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<ストレスの原因は?・・・・夫は「上司」、妻は「だんな」>

■ストレスの原因となるのは、夫は「上司」(60%)、妻は「だんな」(59%)

ストレスの原因となるのは、夫は「上司」(59.8%)、「同僚」(35.6%)という職場の人間関係が上位であったのに対し、妻は「だんな」(58.7%)、「子供」(50.7%)との回答が最も多く、家庭での人間関係がストレスにつながっていました。職場でストレスを感じているサラリーマン(夫)と、その夫にストレスを感じている妻の様子が伺えます。【図1】
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■サラリーマン(夫)がストレスを感じる“上司の言動”では、「理不尽な指示」(43%)、
「コロコロ言うことが変わる」(37%)、「指示ばかりで何もしない」(33%)がトップ3

サラリーマン(夫)のストレスの原因となっている「上司」ですが、具体的にどういった言動にストレスを感じているのでしょうか?ストレスを感じる“上司の言動”について訊ねたところ、「理不尽な指示」(42.8%)、「コロコロ言うことが変わる」(37.4%)、「指示ばかりで何もしない」(33.1%)がトップ3に上がりました。【図2】
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■妻がストレスを感じる“夫の言動”では、「モノを片付けない」(35%)、
「ゴロゴロしている」(22%)、「イライラしている」(22%)がトップ3

一方で、妻がストレスを感じる“夫の言動”としては、「モノを片付けない」(35%)、「ゴロゴロしている」(22%)、「イライラしている」(22%)がトップ3に上がりました。特に子供がまだ小さい20代では、「子育てを手伝わない」(30.0%)という回答が上位になっています。
職場で溜めたストレスを、ゆっくりと休んで解消しようとする夫の態度が、妻のストレスになっているという悪循環の構図が見て取れます。 【図3】
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<サラリーマンが最もストレスを感じる場面は「満員電車」
解消法は「寝る」、「酔っぱらう」>

■サラリーマン(夫)が、1日の中で、ストレスを感じているのは「満員電車」(34%)、「会議」(31%)、「デスクでの業務」(31%)。
中でも、電車通勤をしている人に限れば、「満員電車」は4割以上(44%)。

では、サラリーマン(夫)が1日の中でストレスを感じる場面としては、どういった状況でストレスを感じているのでしょうか?1日の生活の中で、ストレスのかかる場面を聞いたところ、「満員電車」(34.3%)、「会議」(31.2%)、「デスクでの業務」(30.7%)が上位に上がりました。
中でも、電車通勤をしている人では、「満員電車」は4割以上(44.0%)の人がストレスを感じるシーン。約半数もの人が「満員電車」にストレスを感じていることが分かりました。 【図4】
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-Column-
最新研究ニュース
満員電車のストレスはジェットコースターの約2倍!
ギャバを摂取することで、満員電車のストレスを半分以下に抑えられることが判明

満員電車における通勤は、サラリーマンがストレスを感じる一番のシーン。そこで、 GABA(ギャバ)・ストレス研究センターでは、満員電車におけるストレスを検証する実験を行いました。
結果、満員電車のストレス度は、ジェットコースターにおけるストレス度の約2倍にも上ることが判明。サラリーマンの一番のストレスシーンである満員電車は、予想以上に多くのストレス負荷がかかっていることが明らかになりました。
さらに当センターでは、ギャバによって満員電車におけるストレスを軽減できるかを検証。乗車30分前にギャバを摂取したところ、満員電車におけるストレスが半分以下に減少するという顕著な効果を示しました。
これにより、通勤時にギャバを摂取することで、よりストレスを溜めずに毎日を過ごすことが可能になると考えられます。
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■妻がストレスを感じているのは、「子育て・育児」(45%)、「食事の支度」(35%)、
「家計のやりくり」(31%)。

夫が「満員電車」でストレスを感じている一方で、家庭の妻は、どのような場面でストレスを感じているのでしょうか?同様に、ストレスを感じる場面を聞いたところ、「子育て・育児」(45.0%)、「食事の支度」(34.7%)、「家計のやりくり」(34.3%)がトップ3となりました。
また、子供がまだ小さい20代では、 「子育て・育児」が59.0%にも上り、次に「自分の時間が持てない」(46.0%)ことも大きなストレスとなっていました。【図5】
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■ストレス解消法としては、サラリーマン(夫)は、
「ひたすら寝る」(34%)、「酔っぱらう」(29%)。
妻の解消策は、「衝動買い」(37%)、「愚痴る」(36%)。

普段、感じているストレスを、どのように解消しているのでしょうか?ストレス解消法について聞いたところ、サラリーマン(夫)は「ひたすら寝る」(34%)、「酔っぱらう」(29%)が上位に挙がる一方で、妻は、「衝動買い」(37%)、「愚痴る」(36%)といった解消法をとっていました。【図6】
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<夫は「耐」えて、妻は「怒」る
妻に八つ当たりされる「夫」は、「モノに当たる」>

■ストレスを漢字1字で表すと・・・サラリーマン(夫)は「耐」、妻は「怒」

ストレスを漢字1字で表した場合、サラリーマン(夫)は「耐」(23%)がトップだったのに対し、妻は「怒」(23.3%)であり、「耐」えるサラリーマンの姿と、「怒」る妻の様子が伺えます。
また、サラリーマンの職務別に見ると、中間管理職(課長以上)では、「耐」(32.9%)、「苦」(14.9%)と、仕事のストレスに苦しみながら我慢している中間管理職の苦労が浮き彫りになる結果となりました。
さらに、普段、「ストレスをかなり感じている」人は、「苦」が24.9%とトップに挙がっており、大きすぎるストレスに耐えられず、苦しんでいる様子が見て取れます。【図7】20161123_10

■サラリーマンの3人に1人が、ストレスで胃が痛い

ストレスが原因と思われる体の不調は、サラリーマン(夫)の3割(28.6%)が「胃痛」と回答。中間管理職(課長以上)でも同様に「胃痛」(32.9%)がトップでした。
女性は「眠りが浅い・寝入りが悪い」(38.7%)がトップですが、続く「過食」(32%)、「肌荒れ・肌がくすむ」(27.3%)は男性よりも高い数値となっています。【図8】 20161123_11

■「夫」に八つ当たりする妻、「モノ」に当たる夫

ストレスを感じたときに、男性は54%が八つ当たりをしないとしているのに対し、女性はしないのは20%に留まり、8割の人は八つ当たりをすると回答しています。【図9】
また、女性の八つ当たりをする相手のトップに「配偶者(だんな)」(53.6%)が挙がる一方で、男性は「モノにあたる」(40.5%)がトップとなっています。 この結果からも、先ほどの「耐」える夫と、「怒」る妻の様子が伺えます。【図10】
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