2010年5月21日に開催された日本栄養・食糧学会において、夕方からのストレス負荷に対するGABAの作用について仕事の効率アップと集中力の向上効果があることが明らかになったと発表されました

2010年5月31日

勤労世代のストレスシーンを想定し、疲労が蓄積する夕方からの抗ストレス作用を検証したこの研究では、通常通りの仕事をこなした14名の男女に対して、午後4時から実験を開始。GABA配合チョコレートおよびGABA無配合チョコレートをそれぞれ摂取してもらい、内田クレペリン試験※1による精神負荷(ストレス)を与え、唾液中のクロモグラニンA※2、クレペリン試験の回答数および正答数、疲労感や集中力などの体感アンケートを調査。

その結果、GABA無配合チョコレートに比べてGABA配合チョコレートを摂取した場合に、ストレスが軽減され、試験の正答数の増加および集中力の持続が明らかになりました。仕事の効率アップと集中力向上が期待でき、勤労世代のストレスシーンでの有効性が示されたと報告されています。

※1 足し算の計算を長時間行う試験。単調な作業を長時間行うため精神負荷がかかることが知られています。

※2 唾液中に含まれるタンパク質の一種。ストレスがかかると多く分泌されることが知られており、ストレスを表す指標として用いられています。